反面教師

どうしたの?

 昨日、だんなさまと100円ショップに行きました。行く度にどんどん物が豊富になっていくなあと感心します。見てるだけでも楽しいですね。
 そこでトイレに行きました。私の前に4歳くらいの女の子と30代後半くらいのお母さんが入りました。しばらくすると、トイレの中からお母さんが女の子を怒る声が聞こえてきました。ん?って思ってるとトイレから出てきて、さらにまた怒られてました。どうしたんだろうと思っていると、どうやらトイレを失敗したらしく、便器が便で汚れていました。悲しそうに恥ずかしそうに女の子はうつむいてましたが、お母さんはずっと怒ったままです。そして怒りながらそのままトイレから出て行きました。あれ?この汚れた便器はこのまま?
 子供を守るのは親です。女の子だって汚したくて汚したわけではないと思います。お母さんも人の目の手前恥ずかしかったのかもしれません。早くトイレから出て行きたかったのかもしれません。でも怒ってはいけないと思います。そこでは、汚してしまった便器を、後から使う人、掃除をしてくれる人の事を考えて一緒にきれいにする、自分がやったことで人に迷惑をかけないように教えるチャンスだったのかもしれません。子供は親がどういう思いで自分を叱ってるのかわかっています。本当に自分の事を思って怒っているのか分かるし、そうじゃなかったら、その時の言葉や表情は心の中に残ってしまい、大きくなっても覚えているものです。
 子供にとって母親は太陽のような存在であると前に見た本に書いてありました。お母さんが笑顔だと嬉しい。お母さんが悲しい顔をしていると、どこかに取り残されたような気持ちになってしまう。このお母さんに直接何も言わなかった私も大きな事は言えないけれど、もうすぐ産まれてくる我が子への教育はしっかりしていかないとなあと思います。心に傷を作ってしまうようなことをしないように、しっかりしなきゃと改めて学びました。そのためには自分の心が元気であるように心がけなくちゃ。毎日が楽しいことだらけじゃないけれど、苦しいことも自分の試練なんだとうけとめられたら、この世から悲しいニュースはなくなるかなあ。