家のだんなさまとクリスマスプレゼント

思い出のハウステンボス

今日のお昼の情報番組でカップルにクリスマスプレゼントは何が欲しいかとインタビューをしていました。「一緒にいれたらいい」「ネクタイとか電気かみそりが欲しい」という男性に対して「ディオールのバッグ」「エルメスバーキン」など、高級品が欲しいと女性は普通にコメントしてました。日本の経済は女性の物欲で成り立ってるのかなあ。クリスチャンの方には申し訳ないけど、確かにクリスマスイブというのはワクワクするし、大好きな人とロマンチックに過ごせる、またその余韻にひたれるのが嬉しい、更にはボーナス後だし普段自分では高くて買えない物を買ってもらえるかもという思いに胸膨らませる、彼氏がいる女性にとっては1年で1番特別な日なのかもしれません。私も以前まではそう思ってました。だんなさまと出会って4年の月日が流れますが、何か物のプレゼントをもらったという記憶は3、4回しかありません。結婚指輪さえ存在しない我が家にクリスマスプレゼントなんて存在するわけがないのです。付き合い始めて最初のクリスマスは、何がもらえるのかなあ、指輪とかだったら超嬉しいと頭でっかちになってました。ケーキを食べて、テレビを見ながらゆっくりしてましたが、いつプレゼントくれるんだろう?タイミングをみはからってるのかな?とドキドキして待ってたら、「じゃ、おやすみ」と普通にベッドで寝始めました。あれ?あ、そうか。明日起きたらきっと枕元においてあるっていう作戦なんだ。もう、ロマンチストさんだなあ・・期待に胸を膨らませる私の妄想も大暴走してました。朝になり、スペシャル笑顔で「おはよう」と声をかけた後、枕元を見たら何もありません。「いってきまーす」とお仕事に行くのを見送った後、もう一度見たけどやっぱりない。あ、ベッドの下におちてるかもと確認したけど絶対にない。あれ?昨日ってクリスマスだったよね?何もなし?そんなクリスマスを、今年こそは何かあるかもしれないと期待しながら1年また1年とすごしてきました。そういえば誕生日もおめでとうとは言われるけどプレゼントないや。ある年のクリスマスに、高そうな物をもらって喜んでいる女性をみてふと彼は言いました。「プレゼントをあげるのもいいかもしれないけれど、クリスマスだからって何かあげようとかは思わないなあ。だって1番大切なことは、物を与えて喜ばせることではなくて、一緒にいてご飯をおいしいねって言いながら話をしたり、同じ目線にたって2人で幸せになる努力をすることなんじゃない。クリスマスって確かにイベントみたいになってるけど、それに踊らされずに、相手の幸せのことを常日頃ちゃんと考えてあげるほうが最高のプレゼントだと思うけどなあ」確かにプレゼントってもらって嬉しいものです。この次はなんだろうと期待もするし、その額も増えていくことに期待してしまいます。もらった物の価値が愛情の大きさなんだ、人に羨望の目で見られたい、そんな思いが私の中にあったんだなあと、この時初めて気付いたのを今でも覚えてます。毎日私を笑わせてくれたり、疲れてても私の話をふんふんと聞いてくれたり、貴重な休みの日に私の大好きなショッピングに疲れたとも言わずに何時間もつきあってくれたり。そういう彼に出会えたことが私にとって最高のプレゼントなのかもしれません。でも、なんと私は毎年しっかり誕生日もクリスマスもプレゼントをあげてます。しかも必ず洋服。だって、夏用のズボンを平気で冬にはくし、穴があいてるズボンをまだ人には見えないからとはくし、靴下だって両方違うものを平気ではきます。シャツもえなり君みたいに、しっかりズボンにいれます。地肌が見えるくらいはねてる髪も全然気にしません。お気に入りの洋服は漫画チックに描かれているお芋のTシャツです。しかも、トレーナーまであると嬉しそうにデートの時に着てきました。そうです。プレゼントという名の改造計画です。だんなさまのためというより、自分のためかもしれません。それに文句も言わず従ってくれています。今年ももうすぐクリスマス。とりあえず、破れたズボンの代わりになる今風のズボンを買わなくちゃ。クリスマスがどんな形であれ、世界中の人たちが幸せを感じる日でありますように。