浮気疑惑

昨日の夜、家のだんなさまはお仕事でした。そんなだんなさまにサプライズメールを送ろうと思いつきました。はて？思いついたのはいいけれど、メールってどうすれば送れるの？うーん、あ、そっか、だんなさまの真似をすればいいのか。だんなさまのメールに直接入れればいいのかな。ということでだんなさまのメールに、もしもししてみました。あ、いっぱいメールがきてる、すごいなあと思っていると明らかに女の人の名前が入っているメルアドがありました。なんじゃこりゃ。私の胸はドキドキ、見るべきか見ざるべきか、私の中の天使と悪魔が戦いましたが、どうやら天使は存在しならしく、こわごわメールをのぞいてみました。[最後にけじめとして会いたい」「食事はイタリアンでも中華でもいい」何けじめって？人がさんざん我慢している外食を、しかも高そうなごはんを食べに行くの？っていうか、何も聞いてないんですけど？なんか、よく、妻の妊娠中に浮気する夫が多いって雑誌に書いてたよね。家って今、まさにその状態？どうしよう、見なかったことにしようかな、ああ、見なければよかった。知らなければよかった。でもこのままでいいのかな？心にもやもやしたまま、自分だけ我慢したまま生活できるのかな？えーい、頭で考えるより行動しよう、心花は私ひとりでも立派に育てるもん、慰謝料がっぽりもらってやるーと思いながら、だんなさまに携帯で抗議のメールをしました。すぐに電話がかかってきたけど、話す気力もなく、ぼろぼろ涙があふれてきて、その晩はずっと泣いて夜を明かしました。次の日、視界がいつもの３分の１になるくらい目が腫れてぶさいくだなーと思っている頃、当直を終えただんなさまが、私の好きなお好み焼きを持参して帰ってきました。しかも笑顔で。なんだ、その余裕そうな顔はーって思ってると、その人は前に働いてたところでお世話になった人で、結婚の報告をした時にご飯でも食べに行く？ってことになった、けど実現しなくって、そのまましてたらそうやってメールがきた、行くことになったら言おうと思ってた、全然やましくないもんねーとにこにこしながら言いました。「そんな軽い文面じゃなかったじゃん、どうみても、あなたに好意がある文面だもん」って言い返すと、これまたあっけらかんに、「やっぱりそう思う？実はそうなんじゃないかなーとは思ってたんだよね。」って照れたように言い放ちました。「でも、全然やましくないよ。僕に下心があったら話は別だけど、本当にお世話になった人だから、せめてご飯でもご馳走して感謝の意を伝えたかったんだ。一緒に行く？」ああ、女心がわかってない。悪気もない。結構、こういうのがたちが悪い。自分の夫に好意があるとわっかているのに、おー、行ってらっしゃいとは言えないし、行ってもほしくない。っていうか、自分以外の女の人とご飯を食べに行くっていうのが納得できない。しかも２人で。友達ならまだいいよ、でも絶対に好意があるし、何が起こるかわからない。私の考えすぎなのかなー？やきもちをやきすぎてるのかなー？「僕が大切なのは奥さんと心花だから、そんなに嫌なら事情を説明して断るよ」うーん、何かそんなふうに言われるのも嫌だなー。私の本音はご飯に行こうと決める前に一言いってほしかったこと、わがままかもしれないけど私の気持ちを一番に考えて行動してほしかったことなんです。相手を信じてないのかと言われればそれまでかもしれないけど、結婚したから大丈夫とかではなく、専業主婦になった今、毎日きれいな服を着るわけでもなくて、流行のお化粧品で自分の外見を磨けるわけでもないし、働いてた時みたいに日常の最先端の話題とかないし、いつも話すことと言えば、今日の散歩でどんな花が咲いてたとか、ご飯はこういうところを工夫したとか、テレビのニュースでこういうことを言ってたけど自分はこう思うとか、ささやかなことしか提供できてないような気持ちになることがあります。相手を幸せにしたいという気持ちはたくさんあるのに、その努力をきちんとできているか不安になることもあります。きっと自分に自信がないから些細なことに不安になるのかな。まあ、でも超マイペースO型だんなさまの浮気疑惑もひとまず(？）解決したし、お好み焼き買って帰ってきてくれたし、今回の事は大目にみようかな、うーん・・・とあんまり納得してない超神経質A型の私なのでした。