心花とは

そして、出てきたのがこの子です。

現在私は妊娠10ヶ月目です。今月の29日の予定で初めての赤ちゃんが産まれます。性別は女の子。名前は心花と書いて「いろは」とつけることにしました。心に花を持った優しい子になってほしい、他の人の心にも幸せの種をおすそわけできるような真の強い素敵な女性になってほしいなあと思います。その為には私達夫婦がたくさんの愛情を注ぎ、一緒に成長していかないとなあと考えるようになりました。我が家は言わゆる「できちゃった結婚」です。結婚に対しては一応女の子なので、プロポーズの言葉に期待したり、婚約指輪は雑誌で予習したハリーウインストンがいいとか、結婚式は4回衣装替えをしようとか、せっかくだから結婚式の写真集を作ろうとか、たっくさんの夢がありました。物覚えが悪いのか、それとも聞いてないふりなのか(間違いなくこっちかな)、結婚前からだんなさまには結婚プランをさんざん言っていましたが、どれも実行されることなく現在に至ってます。ちょっと悔しかったので、私の大好きな福山雅治さんがテレビにでると、「ほーらパパだよー」と言い聞かしてたつもりだったんですけど、そんなはずはないと心花はちゃんと分かっており、「ただいま」って帰ってくるだんなさまの声に反応して、お腹の中ででんぐりがえしをしてるんじゃないかというくらい動きます。友だちの結婚話しとか、芸能人の結婚記者会見とかキラキラした指輪やロマンチックなプロポーズを見たり聞いたりするたびに、家はプロポーズもなければ婚約指輪どころか結婚指輪さえ無いと落ち込むことが多々ありました。でも一緒に生活を始めて、そんなに上手じゃない私のお料理を「おいしい」と残さず食べてくれることとか、朝、目覚めた時に「おはよう」と笑いかけてくれること、今日1日の出来事を話してくれること、私の名前を呼んでくれること、そしてお腹の心花にもうすぐ逢えるんだなあと嬉しそうに話しかけること、そんな日常はどんな大きなダイヤモンドよりも価値があって、別に他の人と同じじゃなくていいんだ、大切なことは形や形式ではなくお互いを思いやる気持ちなんだと、やっと気付きはじめたとこです。きっと心花が私の心にも優しさの花の種を運んできてくれたのかなあ。


でも、結婚指輪は手に入れるぞ。しかもカルテイエがいいなあ。